Apple Renew Program (下取りサービス)のオンライン申請方法
機種変時にiPhoneを売るのはキャリア下取りが一番楽ですが、MVNOではそのようなサービスがないのが難点。
かといって一般店舗に売ると面倒なのと色々な理由で買い取り価格が差し引かれるのがやっかい。
そういう場合にはキャリア下取りと同じような感覚でAppleに売ることも出来ます。
今回iPhone 6sを処分するにあたってその下取りサービス「Apple Renew Programを利用してみました。
■Apple Renew Programの良いところ
・基本的に減額されない(買い取りOKか不可か、OKなら総額支払い)
・外装の細かい傷程度なら大丈夫
・iPhone本体のみでok 付属品、元箱不要
・梱包材も提供
・手続きがわかりやすく、発送マニュアルも付いてくる
■Apple Renew Programのイマイチなところ
・オンラインの場合はApple Storeギフトカードでの支払い(Apple Storeでしか使えない)
・証明書に記載されている現住所からしか発送できない。
・期限が厳しい(受付日翌日から14日以内に到着必須、土日受け取り不可)
キャリア下取りと同じように梱包材の準備もしてくれるので、こちらが準備するものは本体以外特にありません。
付属のイヤホンやケーブル、電源アダプタは必要ないのでそのまま持っておいて他のデバイスに使い回せます。
ちょっとイマイチというか利用者を限定しそうなのが、オンラインの場合支払いがApple Storeギフトカードのみという点。
Apple StoreギフトカードはApple Storeのみ利用可で、iTunesでは使えないので注意してください。
また、証明書記載の現住所でしか発送キットが受け取れないので、例えば実家のデバイスの処分などには使えません。(iPhoneでは大した問題ではないと思いますが・・・)
あとは期限が厳しいこと。これは後述します。
■必要な物
・下取りに出すiPhone本体
・本人証明書(免許証など)
・あとはボールペンとガムテープだけ
■事前準備
①事前にSIMロックを解除します。
要否は明言されていませんが、念のため解除しておく方が無難です。
docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/
au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
softbank
https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/
②本体のIMEI番号を控える
確認の仕方は設定>一般>情報。
この番号が申請時に重要になるので控えておきます。
控えなくても番号を見ながら申請をすればいいやと思いがちですが、
手書きなりスクショを他のデバイスとシェアするなりして保管しておいた方が良いです。
③本体の情報を削除する
下記を参照して本体の情報を削除します。
support.apple.com
④申請タイミングを見計らう
前述の通り到着までの日程が14日と厳しく、申請が日数カウントのフラグなので
気をつけましょう。
余裕がありそうに思えますが、いくつか問題があります。
・発送のためには発送キットの受け取りと発送の2stepが必要
・発送キット受け取りは本人限定
・発送は佐川急便固定
・Apple Renew Programの代行会社が土日は受け取ってくれない(日数カウントには含まれる)
まず、発送キットの受け取りは本人限定です。
キット受け取り時に免許証などの提示が求められます。
受け取りを家族にお願いするのは(実際にそこまで厳しいか不明ですが)NGです。
申請を家族名義にすれば問題ありませんが、その場合は家族の方の本人証明書が必要です。
多分ギフトカードは申請者本人ではなくても使えると思いますが未確認です。
また、発送時も佐川固定なのでコンビニ発送などが出来ません。
そして代行会社が土日受け取り不可(でも日数はカウントされる)ので
私のように平日仕事で発送も受け取りも出来ない場合は木曜までに申請するようにしましょう。
■申請手順
①下記にアクセス
www.apple.comこのページで下取り対象を選ぶと代行会社のページに飛びます。
②IMEI番号を入力
下記の入力欄に事前に確認したIMEI番号を入力して検索ボタンを押します。
③買取対象の情報を入力
1.デバイスの仕様を選択
デバイスのスペックを選択します。
2.デバイスの状態を選択
デバイスの状態を選択します。
これらはすべて "はい" ではないと買い取り対象外になります。
例えばカメラが正常に作動しない場合、減額ではなく買い取り自体しないということになります。
デバイス外観は動作に関係ない傷がある程度なら "はい" にして大丈夫だと思います。
終わったら次へを押すと見積買い取り価格が出てくるので確認して次へ。
④メールアドレスを入力して認証番号を発行する
1.まずメールアドレスを入力して、2.認証コード発行を押すとメールで認証番号が送られてきます。
3.その認証コードを入力→登録ボタン。
⑤氏名、生年月日、住所を入力
これらは発送キット受け取り時に提示する証明証と情報が合致している必要があります。
⑤最後に確認事項をチェックして完了
■発送キット受け取りと梱包・発送
①大体1~2営業日で発送キットが発送されますので受け取ります。
持ってきてくれるのも佐川なので、ドライバーさんにその場で○○日に回収に来てくれ
と言っておくと楽です。
発送キットの内容は緩衝材、スマホを入れるプチプチ袋、申し込み内容確認書、宛名が記載された送付票、マニュアル。
送られてきたダンボールに入れて返送するので、ダンボールも捨てずに残しておいて下さい。
念のためマニュアルも目を通しておくと吉。
電源等の付属品が不要なことも明記されています。
②申し込み内容確認書にサイン
③梱包します。
必要なのは
・デバイス本体
・梱包材
・署名済み申し込み内容確認書(キリトリ線以下)
です。
SIMカードは忘れずに抜き取っておいてください。
こんな感じで梱包して送付票を付けて梱包完了。
送付票は送付先は印字済みですが、送付元は印字されていないので記入しておきましょう。
④佐川で発送
佐川の発送方法は営業所持ち込みか集荷依頼になります。
登録が必要ですが、トータルサポートというサービスに登録すればWebからも集荷依頼可能です。
https://www.e-service.sagawa-exp.co.jp/portal/do/login/show
⑤査定完了後代行会社からメールが届きます。
⑥しばらくしてメールでギフトカードが届きます。
ギフトカードの送付のみは代行会社ではなくAppleから飛んできます。
到着日の次の営業日には送られてきました。
ギフトカードの有効期限はなしになっていました。
以上で完了です。
Apple Storeギフトカードってのが微妙かもしれませんが、
新しいiPhoneをApple Storeで買ってApple Careに入れる30日以内にこのプログラムを適用し、
貰ったギフトカードで買ったiPhoneのApple Careに入るのが一番いいんじゃないでしょうか。
直営店でiPhoneを購入する方は一緒に古いiPhoneを持ち込めばそのまま購入金額から割引してくれます。
なお、このプログラムはiPhone以外、例えばWindowsノートPCの処分にも使えます。
WindowsノートPCでは機種に依らず500円にしかなりませんでしたが、
他で買い取ってくれないPCでも梱包材も用意してくれて手数料も掛からないので良いリサイクル方法ではと思います。